
Treatment cost鼠径ヘルニアの治療費用
鼠径ヘルニアの治療費は、手術方法(切開法または腹腔鏡手術)、入院の有無、保険の自己負担割合、高額療養費制度の適用有無などによって大きく異なります。ここでは、当院で実施している腹腔鏡による日帰り手術を受けた場合の、治療費用についてご紹介します。
鼠径ヘルニアの治療費用
当院の鼠径ヘルニア手術はすべて健康保険が適用される保険診療で行っております。
また、標準治療として入院不要の「腹腔鏡下日帰り手術」を採用しており、身体的・経済的負担の少ない治療を実現しています。
保険診療(日帰り腹腔鏡手術)の費用目安
| 負担割合 | お支払い目安(合計) |
|---|---|
| 3割負担 | 約120,000〜150,000円 |
| 2割負担 | 約80,000〜100,000円 |
| 1割負担 | 約40,000〜50,000円 |
※検査内容・投薬・併用処置により若干の差があります。
自費診療をご希望の方(保険未加入・外国籍など)
| 手術内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 腹腔鏡下 鼠径ヘルニア修復術 |
350,000〜450,000円 (税込) |
費用に関する不安やご質問がございましたら、どうぞお気軽に当院までお問い合わせください。
事前の診察時に、概算費用をお伝えいたします。
高額療養費制度について
医療費が高額になっても安心です
保険診療による治療で、1か月の自己負担額が高くなった場合でも、「高額療養費制度」を使えば、負担を軽減できます。
当院で行っている鼠径ヘルニアの日帰り手術(腹腔鏡手術)も対象です。
高額療養費制度とは?
医療費が高額になった月に、所得に応じた上限を超えた分が払い戻される制度です。
手術や入院で一時的に費用がかかっても、実際の自己負担は上限額までで済みます。
自己負担限度額の目安
(鼠径ヘルニアの治療のみで総医療費約45万円の場合)
| 年齢区分 | 区分(例) | 負担割合 | 自己負担額 (制度利用後) |
通常の 自己負担額 |
還付額 (払い戻し額) |
|---|---|---|---|---|---|
| 70歳 未満 |
高所得 (年収770万円以上) |
3割 | 135,000円 | 135,000円 | 0円 |
| 中所得 (年収370〜770万円) |
2割 | 約81,930円 | 135,000円 | 約53,070円 | |
| 70歳 以上 |
現役並み (年収770万円以上) |
3割 | 135,000円 | 135,000円 | 0円 |
| 現役Ⅰ (年収370〜770万円) |
3割 | 約81,930円 | 135,000円 | 約53,070円 | |
| 一般(外来) | 2割 | 18,000円 | 90,000円 | 約72,000円 | |
| 低所得 (住民税非課税世帯) |
1割 | 8,000円 | 40,000円 | 約37,000円 |
※上記はあくまで目安です。実際の負担額は所得や世帯構成によって異なります。
※限度額適用認定証をご提示いただくと、その「自己負担額」のみを窓口でお支払いいただくことで済みます。
(事後申請の場合は一度全額を支払い、後日「還付額」が振り込まれます)
限度額適用について
高額な医療費でも安心して
治療を受けていただくために
当院はオンライン資格確認に対応しております。
そのため、マイナ保険証を利用して受診される場合、原則として「限度額適用認定証」の事前申請は不要です。
窓口での負担額が、ご加入の保険制度における 自己負担限度額までに自動的に抑えられます。
ただし、以下の場合には認定証の申請が必要となることがあります。
認定証が必要となる場合
マイナンバーカードを保険証として利用登録していない
オンライン資格確認に対応していない医療機関を受診する場合
保険者側で所得区分などの情報登録が間に合っていない場合
その場合の手続きは以下の通りです。
認定証の申請手順
ご加入の健康保険窓口を確認
保険者へ申請(窓口・郵送・Web など)
認定証の受け取り
医療機関へご提示
注意点
限度額は「月単位」で判定されます。受診月のうちに申請してください。
マイナ保険証をご利用の場合でも、まれに認定証が必要になるケースがあります。
ご不明点があれば、当院で丁寧にご説明いたしますので、お気軽にご相談ください。


