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Treatment flow治療の流れ

当院では、腹腔鏡を用いた日帰り手術による鼠径ヘルニアの治療を行っています。ここでは、当院での治療全体の流れと、手術当日の具体的な流れ(日帰り手術の流れ)についてご紹介します。

全体の治療の流れ

01初診

初診

まずは問診で、これまでの症状や発症のきっかけ、既往歴などを丁寧にお聞きします。次に診察で、ヘルニアの大きさや硬さ、押して戻るか(還納の可否)などを確認します。その後、エコー検査を行い、ヘルニアの有無や内容物、お腹の中の様子まで確認します。

検査結果をもとに診断を確定し、手術が必要かどうかを判断します。最後に、症状の程度や進行具合、治療方法をわかりやすくご説明し、手術の日程をご相談します。

初診

02術前検査

術前検査

日帰りで安全に手術を行うため、術前に血液検査や心電図などの基本的な検査を行います。CT検査は原則として実施し、連携医療機関にて行います。基礎疾患のコントロールが不十分な場合などは、必要に応じてかかりつけ医での内科的チェックをお願いすることもあります。

これらの検査結果をもとに、全身麻酔や手術に伴うリスクを評価し、日帰り手術の実施が適切かどうかを判断します。

術前検査

03手術

手術

当院では、適応外の患者さんを除き、すべての方に腹腔鏡による日帰り手術を行っております。小さな傷で済むため、術後の痛みが少なく、回復が早いのが大きな特徴です。全身麻酔は麻酔科専門医が担当し、手術は経験豊富な専門医が執刀します。

手術時間は通常60分程度で、全身麻酔のため、患者さんは手術中に痛みを感じることはありません。術後は回復室で約1時間お休みいただき、問題がなければそのままご帰宅いただけます。

手術

04術後診察

術後診察

術後は、2週間前後を目安に再度ご来院いただき、創部の状態や全体的な経過を確認します。特に問題がなければ、この診察をもって通院は終了となります。ただし、再度の診察を希望される方や、経過観察が必要な場合には、必要に応じて追加の診察も行っております。

ご希望があれば、診断書や手術証明書の発行も可能です。術後の不安やご質問がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

術後診察

手術当日の流れ(日帰り手術の流れ)

日帰り手術は、限られた時間内で安全かつ確実に行う必要があるため、当日のスケジュールや事前の注意事項を守っていただくことが非常に大切です。

01
手術当日の朝は必ず絶食でお越しください
01

全身麻酔による手術となるため、手術当日の朝は必ず絶食でお越しください。

水分は、事前にお伝えした時間までは摂取可能です。これらが守られていない場合、誤嚥のリスクがあるため、手術を延期させていただく場合があります。安全な手術のために、事前のご案内をよくご確認のうえご来院ください。

手術当日の朝は必ず絶食でお越しください
02
手術室
02

当日は、指定時間にご来院いただき、受付後に術前の最終確認を行います。更衣室で手術着に着替えていただき、麻酔科医による問診を受けてから手術室へ移動します。点滴を開始し、準備が整い次第、麻酔科医によって全身麻酔をかけます。執刀前には、氏名やヘルニアの部位(左右)などをスタッフ全員で再確認し、手術を開始します(手術時間は約60分)。

手術室
03
手術後は、ストレッチャーで観察室に移動
03

手術後は、ストレッチャーで観察室に移動し、約15分間モニター管理を行います。その後、離床して回復室へ移動し、1時間ほどお休みいただきます。手術部位や全身状態に問題がなければご帰宅いただけます。

手術後は、ストレッチャーで観察室に移動
04
公共交通機関
04

手術当日は全身麻酔の影響が残るため、車やバイク、自転車の運転はできません。

ご家族の方によるお迎え、または公共交通機関のご利用をお願いいたします。

公共交通機関
05
スタッフによる万全の体制でサポート
05

退院時には、痛み止めなどのお薬と、自宅での過ごし方や注意点をご説明いたします。術後に不安な症状があれば、いつでもご連絡ください。スタッフ一同、万全の体制でサポートいたします。

スタッフによる万全の体制でサポート

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