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神奈川そけいヘルニア日帰り手術クリニック川崎武蔵小杉の受付
Medical blog診療ブログ

鼠径ヘルニア手術は“想定外”で差が出る ― 執刀医の経験が重要な理由

神奈川そけいヘルニア日帰り手術クリニック 川崎武蔵小杉の手術室

神奈川県川崎市にある鼠径ヘルニア専門クリニック「神奈川そけいヘルニア日帰り手術クリニック 川崎武蔵小杉」です。

鼠径ヘルニア手術を検討されている患者さんの多くは、「比較的よく行われている手術」「定型的な手術」というイメージを持たれているかもしれません。

実際、鼠径ヘルニア手術は日本でも数多く行われており、標準的な症例では安全に終了することがほとんどです。特に腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(TAPP法) は、傷が小さく回復も比較的早い治療法として広く普及しています。

しかし、実際の手術現場では、すべてが教科書通りに進むわけではありません。術前の診察やCT検査である程度の予測はできますが、実際に腹腔鏡でお腹の中を確認して初めて分かることもあります。

例えば、

  • 想像以上に癒着が強い  
  • ヘルニアが大きい
  • 肥満度が高い 
  • 再発症例でメッシュの癒着が高度 
  • 通常とは異なる解剖パターンがある 

といった“想定外”に遭遇することがあります。

こうした場面で、執刀医の経験が重要になることがあります。

腹腔内の癒着

過去に腹部手術を受けたことがある方や、炎症を起こした既往がある方では、腹腔内に癒着がみられることがあります。

例えば、

  • 虫垂炎手術 
  • 大腸手術 
  • 前立腺手術 
  • 婦人科手術 

などの既往がある場合です。

癒着が強いと、

  • 本来見えるはずの解剖が見えにくい 
  • 剥離に時間がかかる 
  • 膀胱や腸管を傷つけるリスクが上がる 

ことがあります。

このような場面では、無理に進めるのではなく、安全な剥離層を見極めながら慎重に進める判断が重要になります。

術中出血

鼠径部には細かな血管が複数存在しています。
通常、大きな出血は多くありませんが、

  • 癒着 
  • 解剖の個人差 
  • 血管損傷 

などにより出血することがあります。

出血そのものよりも問題なのは、視野が悪くなることです。
視野が悪くなると、

  • 本来見えるべき構造が見えにくくなる 
  • 手術時間が延びる 
  • さらなる損傷につながる 

可能性があります。

経験を積んだ術者ほど、出血の原因を冷静に見極めながら、適切な方法で対応しやすくなります。

肥満症例

肥満がある場合、腹腔内の脂肪が多く、

  • 解剖が見えにくい 
  • 剥離操作が難しくなる 
  • 手術時間が延びやすい 

ことがあります。

そのため、通常症例以上に丁寧な手術操作が求められます。

大きなヘルニア

陰嚢まで膨らむような大きなヘルニアでは、通常より難易度が上がる場合があります。

  • ヘルニア嚢が大きい 
  • 周囲組織との癒着が強い 
  • 嵌入した腸管や脂肪の丁寧な還納

などへの配慮が必要です。

通常の症例とは異なる対応が求められることがあります。

再発ヘルニア

再発した鼠径ヘルニアでは、

  • 以前の手術による癒着 
  • 既存メッシュの影響 
  • 解剖の変化 

があり、初回手術より難しくなることがあります。

どのようにアプローチしていくか、適切に判断する経験も重要になります。

解剖の個人差

医学書では典型的な解剖が紹介されていますが、実際の患者さんは一人ひとり異なります。

  • 血管の位置 
  • 神経の走行 
  • ヘルニアの形態 

に個人差があります。

その場で状況を判断しながら安全に進める力が求められます。

「手術が早い=良い手術」ではありません

患者さんの中には、「手術時間が短い医師の方が上手いのでは?」と思われる方もいらっしゃいます。もちろん、無駄が少ない手術は重要です。

しかし、本当に大切なのは、想定外の状況でも安全性を保ちながら適切に対応できることです。トラブルが起きた際に落ち着いて対応できるかどうかは、経験による部分が大きいと考えています。

医師選びで確認したいポイント

手術を受ける際には、

  • 誰が執刀するのか 
  • 執刀経験は十分か 
  • 専門的に治療しているか 

を確認することも大切です。

当院では、「おさえておきたい 腹腔鏡下鼠径部ヘルニア修復術のすべて」 の執筆に携わり、3,000件以上の執刀経験を持つ院長が手術を担当しています。

患者さん一人ひとりの状態に合わせ、安全性を重視した治療を行っています。鼠径ヘルニア手術について不安がある方は、お気軽にご相談ください。

鼠径ヘルニアは当院までご相談ください

神奈川そけいヘルニア日帰り手術クリニック川崎武蔵小杉

神奈川そけいヘルニア日帰り手術クリニック 川崎武蔵小杉は、鼠径ヘルニアの治療に特化した日帰り手術専門クリニックです。腹腔鏡による低侵襲手術を標準治療とし、身体への負担を抑えながら、手術当日にご帰宅いただける体制を整えています。

執刀は、鼠径ヘルニア治療において豊富な臨床経験と学術実績を有する星野明弘院長が担当し、診断から手術、術後フォローまでを一貫して行っています。

受診予約は、お電話またはWeb予約にて承っております。

鼠径ヘルニアや鼠径部の症状でお悩みの方は、当院へお気軽にご相談ください。

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この記事の執筆者

神奈川そけいヘルニア日帰り手術クリニック 川崎武蔵小杉
院長 星野明弘
日本消化器外科学会 専門医・指導医、日本内視鏡外科学会 技術認定医(ヘルニア)として、鼠径ヘルニア治療を専門に数多くの患者さんの診療・手術を行っています。
鼠径ヘルニアの腹腔鏡手術に関する専門書の執筆・監修を手がけるほか、全国の医療機関において手術技術の指導を行い、鼠径ヘルニア手術の安全性向上と技術の普及に取り組んでいます。
日本消化器外科学会 専門医・指導医、日本内視鏡外科学会 技術認定医(ヘルニア)として、鼠径ヘルニア治療を専門に数多くの患者さんの診療・手術を行っています。
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