鼠径ヘルニアと前立腺・泌尿器の病気の違い|「足の付け根が痛い=ヘルニア」とは限りません
神奈川県川崎市にある鼠径ヘルニア専門クリニック「神奈川そけいヘルニア日帰り手術クリニック 川崎武蔵小杉」です。
「足の付け根が痛い」
「鼠径部が重だるい」
「陰のう周囲に違和感がある」
このような症状があると、鼠径ヘルニア(脱腸)を心配されて受診される方が多くいらっしゃいます。
実際に鼠径ヘルニアのこともありますが、診察してみると、前立腺や泌尿器の病気が原因となっているケースも少なくありません。
特に、
- 精索炎
- 精巣上体炎
- 前立腺炎
などは、鼠径ヘルニアと症状が似ることがあり、区別が重要です。
今回は、「鼠径ヘルニア」と「泌尿器系の病気」の違いについて解説します。
鼠径ヘルニアとは?
鼠径ヘルニアは、腹壁の弱くなった部分から腸や脂肪が飛び出す病気です。
典型的には、
- 立つと足の付け根がふくらむ
- 力を入れると膨らむ
- 横になると引っ込む
- 長時間立つと違和感が増す
といった症状があります。
特に40代以降の男性に多くみられます。
泌尿器系の病気でも鼠径部は痛くなる
鼠径部(足の付け根)は、泌尿器・精巣・精索とも近い場所のため、泌尿器系の炎症でも痛みが出ることがあります。
精索炎・精巣上体炎でも鼠径部痛が起こる
精巣につながる管(精索)や、精巣の後ろにある精巣上体に炎症が起こる病気です。
比較的急に症状が出ることが多く、
- 鼠径部〜陰のうの痛み
- 触ると強い痛み
- 発熱
- 赤みや腫れ
- 歩くと痛い
などの症状を伴うことがあります。
鼠径ヘルニアと違い、「膨らみが出たり引っ込んだりする」という特徴はあまりありません。
また、若い方では、クラミジアなどの性感染症が関連している場合もあります。
前立腺炎でも鼠径部痛が出ることがある
前立腺炎では、
- 下腹部痛
- 会陰部痛
- 鼠径部(足の付け根)の痛み
- 排尿時の違和感
- 頻尿
など、さまざまな症状がみられることがあります。
特に慢性前立腺炎では、画像検査では明らかな異常が見つからないこともあり、「足の付け根に違和感や痛みがある」という症状のみが続く場合もあります。
そのため、「鼠径ヘルニアかもしれない」と思って受診されたものの、診察ではヘルニアを認めず、泌尿器科疾患が疑われるケースも実際には少なくありません。
鼠径ヘルニアとの違いのポイント
鼠径ヘルニアに多い特徴
- 立つと膨らむ
- 押すと戻る
- お腹に力を入れると出る
- 違和感中心
泌尿器科疾患に多い特徴
- 痛みが主体
- 発熱を伴うことがある
- 排尿症状がある
- 陰のうの痛みや腫れ
- 触ると強く痛い
もちろん、症状だけで完全に区別できるわけではないため、診察が重要になります。
「ヘルニアかどうかわからない」段階でも受診は大切
鼠径ヘルニアは、放置すると徐々に大きくなり、まれに腸が戻らなくなる「嵌頓(かんとん)」を起こすことがあります。
一方で、泌尿器系の炎症の場合は、抗菌薬などによる治療が必要になることもあります。
そのため、
- 「ヘルニアかもしれない」
- 「足の付け根が痛い」
- 「陰のう周囲に違和感がある」
という場合は、自己判断せず、一度診察を受けることが大切です。
鼠径部痛の原因は鼠径ヘルニアだけではなく、泌尿器科疾患や筋肉・神経由来の痛みなど、さまざまです。
そのため、「本当にヘルニアなのか」を適切に診断することが重要になります。
当院での診察について
当院では、鼠径ヘルニアの日帰り腹腔鏡手術を専門に行っています。
一方で、診察時には「本当にヘルニアなのか」を丁寧に確認しており、泌尿器科疾患など別の病気が疑われる場合には、適切な診療科をご案内しています。
特に、
- 鼠径部痛だけで膨らみがはっきりしない
- 陰のう周囲の痛みがある
- ヘルニアかどうかわからない
という方も多く来院されています。
「これがヘルニアなのかわからない」という段階でも、お気軽にご相談ください。
鼠径ヘルニアは当院までご相談ください

神奈川そけいヘルニア日帰り手術クリニック 川崎武蔵小杉は、鼠径ヘルニアの治療に特化した日帰り手術専門クリニックです。腹腔鏡による低侵襲手術を標準治療とし、身体への負担を抑えながら、手術当日にご帰宅いただける体制を整えています。
執刀は、鼠径ヘルニア治療において豊富な臨床経験と学術実績を有する星野明弘院長が担当し、診断から手術、術後フォローまでを一貫して行っています。
受診予約は、お電話またはWeb予約にて承っております。
鼠径ヘルニアや鼠径部の症状でお悩みの方は、当院へお気軽にご相談ください。



